こんな症状の時は? 当院医師に相談ください。
<耳の症状>
●めまい。耳鳴。ふらつき。
●耳が痛い。急に耳をさわって泣き出した。
●耳が詰まるときがある。耳抜きができない。
●風邪や中耳炎の後に耳がボーっとして音がこもる。
●突然、片方の耳が聞こえなくなったり、音がこもるようになった。
●徐々に聞こえが遠くなった。補聴器の相談がしたい。最近補聴器があわない。
●耳がかゆい。耳から水や膿がでる時がある。
●耳あかがたまりやすい。耳そうじ。
<鼻の症状>
●風邪をひいた、もしくは風邪が治ったのに鼻水、咳が止まらない。
●くしゃみ、鼻水、鼻づまり。アレルギー性鼻炎・花粉症。
●鼻水がのどにまわって気持ちが悪い。濃い鼻水がでる。
●鼻がつまって苦しい。口で呼吸をしている。夜のいびきや無呼吸が気になる。
●鼻血がよくでる。
●風邪の後、ほっぺたや、おでこが痛い。
●においがわからない。味がわからない。
<のど・口の症状>
●のどが痛い。食事がしみる。扁桃腺をはらすことがある。
●のどの奥にひっかかるかんじがする。のどの異物感が何ヶ月も続いている。
●声がかれる。高い声が出ない。息苦しいときがある。
●口の中に何かできている。口内炎ができやすい。
●口が渇く。唾がでない。べろがヒリヒリする。
●くびやあごにグリグリやできもの、リンパ腺がはれてきた。
耳の病気 Q&A
1.めまい。耳鳴。ふらつき。
内耳・三半規管(耳の奥にあるバランスに関係する器官)、脳(小脳出血・聴神経腫瘍など)、その他いろいろな原因でおこります。耳鼻科ではまず聴力検査にて内耳の働きに左右差がないか確認します。
2.耳が痛い。急に耳をさわって泣き出した。
子どもの場合は急性中耳炎が疑われます。鼓膜の所見をとるとともに、中耳炎の原因として、鼻やのどに炎症が隠れている場合がほとんどなので、耳だけでなく同時に鼻とのども診察します。
3.風邪や中耳炎の後などに耳がボーっとして音がこもる。
子どもと高齢者に多い病気で、滲出性中耳炎や耳管狭窄症が疑われます。(写真のように鼓膜の奥に滲出液が溜まり、鼓膜の振動が悪くなります。)鼻やのどに病気があると治療が長引きます。
増悪すると難聴になります。まれに上咽頭に腫瘍が隠れている場合があります。
4.突然、片方の耳が聞こえなくなったり、音がこもるようになった。
突発性難聴、メニエール病、耳垢栓塞などが考えられます。特に突発性難聴の場合、早期治療が必要です。
5. 最近聞こえが遠くなってきた。補聴器の相談をしたい。最近補聴器があわない。
年齢による難聴か、それ以外の原因の難聴か、聴力検査と鼓膜の所見で診断します。聴力検査の結果で補聴器が必要か判定します。現在お使いの補聴器が調子悪い場合もご相談下さい。
6.耳がかゆい。耳から水や膿がでる時がある。
外耳炎か、中耳炎かを外耳道と鼓膜の所見から診断します。外耳炎の場合、アレルギーやカビが原因になっている場合もあります。
7.耳あかがたまりやすい。耳そうじ。
アメみみ、湿っぽい耳あかの方は、かたまると難聴になりやすいので、定期的に耳鼻科で除去することをおすすめいたします。
鼻の病気 Q&A
1.風邪。もしくは風邪が治ったのに鼻水、咳が止まらない。
急性上気道炎が改善しても、鼻水・咳が続く場合は、副鼻腔炎、喉頭炎、気管支炎などの合併を疑います。鼻水がのどにまわっている状態(後鼻漏)は咳や喉頭炎・気管支炎の原因になります。
2.くしゃみ、鼻水、鼻づまり。アレルギー性鼻炎・花粉症。
花粉が原因になる場合が花粉症ですが、他にもホコリ、ダニ、温度差によっておこる場合もあります。耳鼻科では鼻の粘膜の腫れ具合をチェックするとともに、鼻水中のアレルギー細胞の程度を調べ、使用する薬の強さを調節します。(写真のように花粉症の鼻の中は、粘膜が腫れて隙間が少なく鼻づまりになります。)
3.鼻水がのどにまわって気持ちが悪い。濃い鼻水がでる。
副鼻腔炎が疑われます。放置すると、気管支炎や滲出性中耳炎を合併する場合もあります。慢性化すると治療が難しいです。
4.鼻がつまって苦しい。口で呼吸をしている。夜のいびきや無呼吸が気になる。
扁桃肥大、アデノイド、肥厚性鼻炎、など鼻やのど病気がないか調べます。
5.鼻血がよくでる。
出血部位によって治療法が異なります。まずは出血部位を確認します。アレルギー性鼻炎が隠れている場合もあります。ごくまれに血管腫などの腫瘍からの出血があります。
6.風邪の後、ほっぺたや、おでこが痛い。
急性副鼻腔炎がうたがわれます。急性増悪すると、髄膜炎などの重い病気を合併することがあるので、早期治療が必要です。
7.においがわからない。味がわからない。
色々な原因が考えられますが、いずれも治療が難しいです。とくに急に症状がでた場合は、早めの治療が必要です。
のどの病気 Q&A
1.風邪。もしくは風邪が治ったのに鼻水、咳が止まらない。
急性上気道炎が改善しても、鼻水や咳が続く場合は、副鼻腔炎、喉頭炎、気管支炎などの合併を疑います。鼻とのど(咽頭・喉頭)を診察します。
2.のどが痛い。食事がしみる。扁桃腺をはらすことがある。
咽頭炎、扁桃炎、喉頭炎などが考えられます。特に痛みがひどく、口が開きにくい場合は、扁桃周囲膿瘍を疑います。この場合切開して膿を出さないと、縦隔炎などの重篤な合併症を起こすことがあり、危険です。その他ではまれに、咽頭がん、喉頭がんが隠れている場合があります。
3.のどの奥に何かひっかかるかんじがする。のどの異物感が何ヶ月も続いている。
のどには自律神経が多く分布するため異常感がでやすいのですが、症状が長引く場合は、咽頭がんや喉頭がんが隠れていないか、のどの中をファイバー(内視鏡)を使って観察します。
4.声がかれる。高い声が出ない。息苦しいときがある。
喉頭炎、声帯ポリープ、喉頭浮腫、喉頭がんなどが考えられます。くすりで症状が改善しない場合や、タバコを吸っている方は、ファイバー(内視鏡)を使って喉頭がんなどがないか確認します。
5.口の中に何かできている。口内炎ができやすい。
視診と触診でほぼ診断可能です。まれに舌がんがあります。
6.口が渇く。唾がでない。べろがヒリヒリする。
色々な原因があります。顎下腺炎や耳下腺炎の他にシェーグレン症候群という病気もあります。
7.くびやあごにグリグリやできもの、リンパ腺がはれてきた。
頚部リンパ節炎、唾液腺の炎症、甲状腺腫瘍、悪性リンパ腫、転移性頚部リンパ節などがあります。特に腫瘍を疑う場合は、早期発見・早期治療が必要ですから、精密検査、関連病院への紹介治療をいたします。